しっとり濃厚。チョコのテリーヌの作り方|基本レシピとアレンジアイデア

デザート

チョコのテリーヌ(テリーヌ・オ・ショコラ)は、まるで生チョコのように濃厚で、口の中でとろける贅沢なスイーツです。見た目はシンプルながら、ひと口食べれば本格的な味わいに驚くはず。特別な材料や道具を使わずに、おうちで本格的な味を再現することができます。

今回は、初心者の方でも失敗しにくい基本レシピに加えて、美味しく仕上げるコツやアレンジのアイデアもご紹介します。


材料(18cmパウンド型1本分)

  • チョコレート(カカオ70%以上推奨):200g
  • 無塩バター:150g
  • 卵:3個(M〜Lサイズ、常温に戻す)
  • 砂糖:70g(グラニュー糖またはきび糖)
  • 薄力粉:15g
  • 生クリーム(動物性がおすすめ):50ml

※甘さ控えめで仕上がります。お好みにより砂糖の量は調整可能です。


作り方

1. 下準備

オーブンを160℃に予熱しておきます。型にクッキングシートを敷いておくと取り出しやすくなります。卵は室温に戻しておきましょう。

2. チョコとバターを溶かす

刻んだチョコレートとバターを耐熱ボウルに入れ、湯煎または電子レンジ(500Wで30秒ずつ様子を見ながら)で溶かします。完全に溶けたら滑らかになるまでよく混ぜてください。

3. 卵と砂糖を混ぜる

別のボウルに卵を割り入れ、砂糖を加えて泡立てないように静かに混ぜます。泡が立つと焼き上がりがふんわりしてしまうため、滑らかな状態を保ちましょう。

4. チョコと卵液を合わせる

溶かしたチョコバターを、卵液に少しずつ加えながらしっかり混ぜ合わせます。温度差で分離しないように、材料はすべて常温にしておくと安心です。

5. 薄力粉と生クリームを加える

薄力粉をふるいながら加え、生クリームも加えてよく混ぜます。全体が滑らかになれば生地の完成です。

6. 型に流して焼く

生地を型に流し入れ、表面をならしてからオーブンへ。160℃で約25〜30分焼きます。中央を揺らして「ふるふる」と震える程度が理想。焼きすぎると固くなるので注意しましょう。

7. 冷やして完成

焼きあがったら粗熱を取り、型のまま冷蔵庫で一晩以上冷やします。時間をかけて冷やすことで、しっとり濃厚な仕上がりになります。2日目以降の方が味がなじんで美味しくなります。


美味しく仕上げるポイント

  • チョコレートはカカオ分70%以上のものを選ぶと、甘さ控えめでコクのある仕上がりに。
  • 卵やバターなどの材料は室温に戻しておくことが分離を防ぐコツ。
  • 焼きすぎに注意。中心が少し柔らかいくらいでちょうど良いです。
  • 一晩以上しっかり冷やすことで、なめらかで上質な口溶けに。

アレンジアイデア

チョコレートのテリーヌはアレンジの幅も広く、季節やシーンに合わせてカスタマイズできます。

  • 抹茶パウダーを加えて「抹茶のテリーヌ」に
  • ラム酒やブランデーで大人向けの風味付け
  • オレンジピールやレモンピールで爽やかなアクセントをプラス
  • ナッツやドライフルーツを加えて食感の変化を楽しむ
  • グルテンフリーにしたい場合は薄力粉をアーモンドプードルに置き換えるのもおすすめ

おすすめの食べ方

冷蔵庫から出してそのまま楽しむのはもちろん、少しだけ電子レンジで温めると、中心がとろけてフォンダンショコラのような食感になります。お好みでホイップクリームやベリーソースを添えれば、見た目も味わいも華やかになります。

おもてなしやバレンタイン、クリスマスなどのイベントにもぴったり。ギフトとしてラッピングしても喜ばれる一品です。


まとめ

チョコのテリーヌは、材料も作り方もシンプルなのに、本格的な味わいが楽しめる贅沢なスイーツです。濃厚でなめらかな食感は、一度食べたら忘れられない美味しさ。丁寧に作って、ゆっくり味わってみてください。

次回は、抹茶バージョンやアルコール入りのアレンジレシピも紹介予定です。お楽しみに。

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